9/25は藤ノ木古墳記念日です。

第一次発掘調査報告書。デザイナー視点で書きますが、出土遺物の図面がとにかく美しいのです。

1985(昭和60)年の今日、奈良県斑鳩町で藤ノ木古墳(直径約48m、高さ約9mの円墳)の発堀調査が始まりました。

それで、9/25日は藤ノ木古墳記念日となっています。

1988(昭和63)年6月にはファイバースコープを使った石棺の内部調査が行われ、10月8日にとうとう石棺の蓋が開かれました。約1400年ぶりにです!

この時、私は小学6年生でした。当時、自宅で取っていた地方紙(鹿児島県)の新聞のトップ記事がカラー写真だったことなんて記憶になかったもので、未盗掘で埋葬当時の状況がほぼそのまま残っていた石室内の鮮明なカラー写真を見たときは大興奮したのを覚えています。副葬品が所狭しと配置されていた様子は私にとってあまりにも美しく衝撃的で、古代における高い位の方の持ち物であるにもかかわらず、まるで自分のものであるかのようにも感じワクワクしました。魅入ってはまりこんじゃったんでしょうね。新聞記事を丁寧にスクラップしてノートに貼るという、それまでしたこともなかったことを始めたほどでした。

私が考古学という世界に触れた初めての経験だったかもしれません。

のちに、 ‎1991年(平成3年)11月16日に国指定史跡になった藤ノ木古墳ですが、日付が私の誕生日なもので、これまた並々ならぬご縁を感じています。

藤ノ木古墳の出土品は、橿原考古学研究所附属博物館で見ることができましたが、現在は改修のため休館中です。

それにしても、藤ノ木古墳固有の記念日がある、それ自体に少し驚いています。じゃあ例えば高松塚古墳記念日というのがあるのか?・・・と調べましたが、検索には出てきませんでした。仮に発掘調査が開始された日を記念日とするならば、全国各地の遺跡に記念日があるということになりますね。いつだって発掘調査記念日!友達の誕生日を祝うように、なんだかとっても嬉しい気持ちになります。

今日は、祝・藤ノ木古墳記念日!というお話でした。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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