「歴史なんて、暗記でしょ?」と言われて考えたこと。

近所の子(当時小学6年生)から言われて考えました。

少年「学校の歴史の授業、全然面白くないんだけど。おばちゃんは歴史好きなんでしょ、なんで?」

私「そうだなあ、私が歴史好きなのはいろんな理由があるけど、昔の人の暮らしっぷりを知るのが楽しいからかな」

少年「歴史なんて、暗記でしょ?」

私「おー、そう思うんだね。私もそう思ってた時期があったなあ。あのさ」

少年「なに?」

私「歴史が暗記だと思うのは、書いてあることが何でわかったのかがわからないからじゃない?」

少年「え?」

私「例えばさ、縄文時代には文字もないのに、どうして12000年も前の土器だなんてわかったの?それ本当なの?とかさ」

少年「あ、そうだそれだ!」

私「〝それどうしてわかったの?〟って理由を知れば、納得するかもしれないよね。そんな話だったら、聞きたいんじゃない?」

少年「うん!聞きたい!なんか、ただ教科書に書いてあることだと信用できないんだよね。納得してないのに覚えさせられるだけなんて苦痛だよ」

そんなことがあったので。

私は小学校の歴史の授業が始まったくらいの時期に、子どもたちに考古学の基本的な調査方法(考え方)を伝える時間を作ってはどうかと思うのです。考古学は人間の歴史をモノから復元する学問で、文字がある時代だろうとない時代だろうと、人々の暮らしを明らかにしようと挑んでいるんだよ、その方法や考え方はこんな感じなんだよ、と。歴史の科学的根拠がどこにあるのかを探求する入り口になればいいなと思います。

教科書への掲載が難しいとか、学校の先生の負担になるとかであれば、専門家を呼んでの授業もありなのではないかなと思ったりします。

確かに学歴社会を生き抜くには、暗記も必要。

だけど、歴史は暗記だけじゃない。暗記するものだって思いこんじゃったらもったいない。

過去の人々の暮らしを明らかにする方法(背景)を知ることができたら、腑にも落ちるし、歴史がずっとずっと面白いものになると思うのです。

〝それどうしてわかったの?〟

その問いかけに対して、伝えたいことがあります。

アケスケブログでも、折に触れて書いていきたいと思います。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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