ランドセルの中身を発掘調査。

そういえば、三男(小6)から運動会のプログラムをまだもらっていませんでした。場所取りなどにも関わってくるからか、最近は出場する競技における個人の位置などの印を付けたプリントも、学校側から配られます。

私「三男、そういえばプログラムもらってないから、ちょうだい」

三男「えっ、何のプログラム?」

私「運動会の。三男が立ってる位置とかのプリントも」

三男「あぁ!そうだね。わかった、ちょっと待ってて」

———-ランドセルを開ける———–

私「中身いっぱいだね」

三男「まず教科書を出す」

私「プリントどこ」

三男「えーと、これ」

私「わあ、クリアファイルに入れるようになったの?成長したねぇ!」

以前は、教科書につき固められたプリント類が、ランドセルの奥底から発見されていました。さすがに小6、だいぶ学んだようです。

三男「はい、プログラム」

私「ありがとう。でもちょっとまって、これなに?」

三男「あっ……先生からの手紙と封筒………」

私「えー!これ9月のお手紙じゃない!w(今は10月中旬)」

三男「いや~忘れてた!」

私「汗。ちょっとまって、もっと古いプリントがあるんじゃない?」

クリアファイルとランドセルの底を調査すること数分。

私「よくこんなに溜め込んだね……」

三男「うん、えへへ」

私「やっぱり基本的には古いものが下にくるね」

三男「だって上に乗せてくから」

私「地層の作られ方と同じだね」

三男「知らんし!w」

私「でも時々かき混ぜられて、“撹乱”が起こってる。“撹乱”って、簡単に言えばまぜこぜになってるってことね」

三男「なんでわかるの」

私「プリントには発行日が書いてあるから。そういうの、“紀年銘資料”っていうんだ」

三男「ふうん」

プリントに日付が記されていると、“紀年銘資料”となります。

私「“紀年銘資料”は、考古学では、時代が特定できる貴重な資料なんだよ。それぞれの地層がいつのものかがはっきりわかるのは重要なことだし、“紀年銘資料”によって、積み重なり方に異常があるかどうかもわかるんだよ」

三男「異常って、どんな」

私「プリントだったら、重なり方の順番がまぜこぜになってたりするのがわかるじゃない?そういう時は、例えば下の方から一度取り出して見て、また上に乗せたのかなとか、一度ばらけたものをまとめなおすときにごちゃごちゃになったのかなとか想像できるよね。」

三男「ああ、そうか。」

私「そうだよ、そういう痕跡の観察から、考古学は歴史を復元するんだよ。ま、それはそれとして。

プリントは、こんなに溜め込む前に出すように!!」

三男「えぇ!?そんなシメ?」

私「当然そうでしょ!」

今日は運動会。発掘されたプログラムと、家族分のお弁当を持って、応援に行ってきます!小学校最終学年。頑張れ、三男!

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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