君はせんべいとおかきの違いがわかるか。(後編)

せんべいとおかきの差というのは、私の考えでは、多くの人にとってあまり気にならない点かと思うのですが、私の夫にとっては大問題のようです。

色であり、形であり、厚みであり、硬さであり、後味である・・・いろんなものが組み合わさって、基本的にはせんべいは好みだけれどもおかきは苦手、というところに落ち着いているというのが実態です。

せんべいやおかきは多種多様なものがあり、新商品も次々に発売されます。その都度、「ぼく、美味しいです」とモノの側からアフォードしてくるかどうか。そこが夫の中での言語化できない線引きであるといえそうです。

夫「そもそも全て言語化できるなら考古学は要らないのでは」

言語化できないものにアプローチする考古学、なんだか深い話になってきました。

ズブズブズブズブ。

人のどういう行動を誘発するかということをモノの側から語りかけてくることがあるなんて考えたこともなかった私は、アフォードの概念を知ったとき、何度も意味を問い直しました。

人が主語じゃない、モノからのアプローチ。

視点が変わって面白いです。擬人化されたような感覚もするし、モノ側に愛着がわく気がします。

で、まとめると。

結局夫の中でのせんべいとおかきの線引きは、

彼らがアフォードしてくるかどうかにかかっており、それは、言語化できない領域であると。

わかったようなわからないような、煙にまかれた感じですが、

アフォーダンスという概念自体に、今後もっとフォーカスしてみたいと思います。

ではみなさんご一緒に、Let’s!affordance!

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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