遺跡に行って考古学Vol.8 五條猫塚古墳

五條猫塚古墳は、奈良県五條市西河内町にあります。近内古墳群を代表する古墳の一つで、県指定史跡に指定されています。

住民の方が蒙古鉢形眉付冑を発見したのがきっかけになり発掘調査が行われました。墳丘は盗掘で壊されていましたが、それでも石室内外から金銅製透彫銙帯金具、武器、埴輪枕、珠文鏡などが出土しました。埋葬施設は竪穴式石室で、五世紀中葉の築造と考えられています。大陸との繋がりを感じさせる豪華な副葬品が出土していることを思うと、どれだけ立派な古墳だろうとイメージを作り上げてしまっていて。。。

はじめ、こっち(説明板左側)の森が猫塚古墳だと思っていた、

の で す が 、

本 物 は こ ち ら(説明板右側)

でした。

思い込み、怖い怖い。

一辺32m、二段築成の方墳だって、報告書よく読めよと自分にツッコミ。

実際に現地に足を運ぶって大事ですね。大きさの体感はもちろん、地理的な環境もわかりますしね。

それにしても、墳丘周囲には幅約15mの周濠の痕跡があり、墳丘は葺石で覆われ、円筒埴輪列が巡っていたほか、家形埴輪・器財埴輪も立てられていたと。当時は見栄えのする立派な古墳だったことでしょう。

盗掘前は一体どれだけ副葬されていたんでしょうね??

墳丘が大きくないからといって、必ずしも副葬品が少ないというわけではない、という一例です。

現地説明板より掲載

蒙古鉢形眉付冑、三国志に出てきそうー!(突然の自分語りですが『三国志演義』大好きですw)

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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