流れる文様と線対称

学生の頃に伺った話です。

「藤原京の軒平瓦は一方向に流れるような文様だけれども、平城京になると線対称になるんですよ」

えっ。

それって、考え方として大きな変化じゃないですか?

こっちが藤原京の一例で、

こっちが平城京の一例。

どちらも軒丸瓦は線対称なんですけど、軒平瓦には大きな違いが認められます。

なぜ・・・どうして、こんなことが起こったのでしょう。

真ん中で文様を反転させるということが、どんな思い・技術的背景を反映しているのか興味は尽きません。

デザイン面から見ると、藤原京の方は印象として自然界の植物的な感じ、シルクロードを渡ってきた葡萄唐草文などの影響も受けているのかなとも考えられます。

でも、どうした、平城京。何があったんだ、平城京。

資料館・博物館で軒平瓦の前に立つたび、考えてしまいます。流れる文様と線対称の文様のことを。この違いのおかげで、時代がわかるのだとも言えますが。

皆さんは、どちらの文様に心惹かれますか?

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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