死者の遺すもの

直近6カ月にログイン履歴のない「現在は使われていないアカウント」を、Twitterが2019年12月に削除すると発表し、その後炎上して撤回した件について。

長男「やっぱり撤回したんやな」

私「なんで撤回したの?」

長男「いろんなツッコミがあったけど、例えば亡くなった人のアカウントとかも消されてしまうからって」

私「それの何が悪いの?」

長男「エッ、そこでしかもう出会うことができないんだよ?ある意味お参りだよ」

私「えっ、お参り?」

長男「リアルで有名な人はともかく、Twitterに書き込んでいたことで存在が証明される人もいる。まあ、本当に亡くなったのかどうかはネットのつながりじゃわからんけどね」

私「で?亡くなった後もツイート見に行って会いに行くってこと?」

長男「そう。まあ言ったら、お墓参り」

私「人の存在の証明とは・・・そしてお墓まいりとは・・・(遠い目)時代が変わったなあ」

長男「でもオレは死んだらアカウント消されたい。死んでまでツイートが晒されるなんてそんな恥ずかしいこと考えられない」

私「どんだけ恥ずかしいこと書いてるのw」

長男「母ちゃんはどうなんだよ」

私「死んだらツイート消されたい」

長男「一緒やん!」

私「でも次男が、私が死んだらマインクラフト(ゲーム・仮想空間)の中にお墓建てて毎日お参りしてくれるって言ったのには、その時は衝撃受けたけど、今はアリかもって思ってる」

長男「そうなると骨、邪魔だな」

私「お墓についての考え方は、古墳時代からだいぶ変わったねえ」

長男「なんで起点が古墳時代なんだよ!w」

私「やっぱり墓といえば古墳かと。でもまあね、もっと古くから墓制についての文化は地域性も含めて変化の一途を辿ってるよね」

長男「Twitterからどこへ話持ってくんだよw」

え、今頃何言ってるの。そりゃいつだって考古学だし!

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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