シャベルはスコップ、スコップはシャベル!?

発掘調査で使う道具には、地域によってその呼び名が違うものがいくつもあるようです。

代表的なものが、スコップとシャベルです。

このイラストの上の方、なんと呼びますか?

これは、大きく分けて東日本ではスコップ・エンピ、
西日本ではシャベルと呼ぶ人が多いようです。

逆に、イラストの下の方は、

東日本ではシャベル
西日本ではスコップ。

真逆なので混乱を招きそうですね。

出典:ねとらぼアンサー シャベルとスコップの呼び方が東日本と西日本で逆だと話題に 「小さい方がシャベル」「え、スコップだろ?」

画像の小さい方は移植(ゴテ)・手スコと言ったりもします。利き手側のヘリを折って発掘用にカスタマイズして使う方も多くいらっしゃいます。

期間限定ショップ中に、それぞれ関東と関西で考古学を勉強している学生さんたちが来てくださったのですが、関東出身の方が「関西ではエンピとかエンピ投げという言葉が通用しなくて驚きました」とおっしゃっていました。

「関西ではエンピ投げはしないですね」と答えると、

「ということは、関西は丁寧に掘ってるのかな……」と一言。

丁寧に掘ってるからなのかな?と考えてみたのですが、そういえば理由の一つとしてはベルコンを使うからではないでしょうか。

なぜ九州・関西にしか住んだことがない私がエンピ投げを知っているかというと、夫を含め関東で考古学研究を行ってきた人たちと交流しているからです。が、会話の中で噛み合わないことが出てきてはじめて、その違いを知り衝撃を受けることもしばしば。この話題をふったとき、夫はシャベルとスコップの違いで大混乱していました。

地域性を表す道具の呼び名のバリエーションについては、発掘現場経験者の間で大きく盛り上がる話題です。

そのほかの道具の呼び名の違いについても、またの機会に掘り下げてみようと思います。発掘だけに。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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