何が役に立つかはわからない

昨日は京都でイノベーション関係のワークショップに参加し、普段使わない部分の頭を使って奈良に帰りました。認知情報科学という分野について触れ、今後の仕事に活かせるといいなと思ったところです。

帰宅時間が遅くなったので、奈良に帰って大好きな料理店に寄り、美味しいものをいただきました。その時、一体いつからマスターが料理人を目指したのか気になったので、帰り際に少しお伺いしました。
すると、お父様やご親族が皆料理人だったとのこと。その環境で育ったので、幼いうちから料理を手伝っていて、野球部が強い商業高校に入り、簿記や情報処理関係を学びながら料理人を目指したとのことでした。商業高校での経験は、経営に役に立ってるよ!会計も自分でできるから!と爽やかな笑顔を見せてくださいました。

やりたいことが決まっている人は強いなあと思いました。

自分のことをいうと、数学・物理が苦手であったことから高校でも文系を選び、歴史ドラマの時代考証に憧れて鹿児島大学の法文学部に入学したわけですが、その時は考古学を専攻すると思っていなかったので、数学・物理とはさようならしたつもりでした。

ところが……ご縁があって考古学の道に進むことになりました(どういう経緯だったかはまたおいおい)。考古学は文系と思われがちですが、理系的要素もあります。測量を行うので、三角関数が必要なんですね。sin(サイン)・cos(コサイン)・tan(タンジェント)ってやつです。それから統計の知識もいります。偏差だとか分散だとか……ひ〜!
自分の人生で三角関数を使うことが出てくるなんて、高校の時は思ってもいませんでしたから、慌てましたし、さっぱり理解できませんでした。それでも必要なわけですから、再度勉強し直したのです。ぶっちゃけると、ソレデモアイカワラズヨクワカラナイナ〜

その都度、自分会議を行いながら進んできた道なので後悔はありません。ですが、大人になってから、人生の中で何が役立につかはわからないなあと思います。
今、思い描いていた未来とは全く違う場所にいる自分を振り返りつつ、夢に向かって現在進行中の子どもたちに、エールを送りたいと思います。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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