分類ごっこ

以前ブログに掲載した「集める・並べるからわかる世界。」

前編中編後編の三部作で書きました。

その時、Twitterで、すずきかおりさま@kaori_2012
から“『分類ごっこ』を思い出した”とコメントいただき、書籍をご紹介いただきました。

今日は、その『分類ごっこ』をご紹介したいと思います。

森毅・文 村井宗二・絵 1989 『分類ごっこ』月刊「たくさんのふしぎ」通巻52号 福音館書店 です。

人間とカラスは、いろいろなものを
あつめるのが、すき。
いろいろなものがあつまると、
人間は、それを分類したくなる。

分類というのは、いろいろなあるものを
なにかのとくちょうを手がかりにして、
グループを分けること。
グループには、名前がいる。

そして、様々な形の図形を分類します。時々あえて間違いを紛れ込ませたりしながら読者に考えさせる工夫もされています。

遊びながらグループ分けをし、そのうちに、そのことについて学問が生まれ、分け方についてのわくができ、そのわくを使うことで分類がはっきりする。そんなふうに、ぐるぐるまわりをしながら、人間は分類のしかたをすすめてきた。
つまり人間は、身のまわりにあるごちゃごちゃとあるものを、ほんとにあつめたり、頭の中であつめてみたりして、それをグループに分けることをくりかえしながら、知恵をつけてきた。人間の学問と文化はそうやってそだってきたのだ。

その後、様々な例を通して、
分類の基準が変わると集まるものが変わること、
背景が変わると集まるものが変わることなどが、
わかりやすくまとめられています。

我が家では四男(保育園年長)と三男(小六)が興味を持ってくれました。
大人でも気づきの多い書籍だと思います。

分類は考古学研究の基本でもあります。

絶版になっているので図書館で探すか、古本屋さんでしか購入できないのですが、気になる方は是非探してみてください。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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