考古学の実測道具その1、サンスケ

考古学の実測道具の一つに、三角スケールというものがあります。

三角スケールは、通常、建築関係や不動産関係の方が使われることが多いようですが、一般の方はあまり馴染みがないかと思います。

私も、学生の時、遺物の実測を学ぶまでは全く縁がありませんでした。

三角スケールは、三角柱に近い形をした定規で、一つの面に対して縮尺の異なる2つの目盛りがついています。それが3面あるので、合計6種類の縮尺の図面を測ったり書いたりすることができるということになります。30センチの長尺と5センチの副尺がセットで売られていることが多いです。というか、むしろ副尺を買いたいと思ったら長尺とセットで買うしか方法がないのが現状です。

略して「サンスケ」と呼ばれている三角スケール。なんだか擬人化されたみたいで愛着がわく名前です。

驚いたのは、考古学の遺物の実測シーンでは、長尺を使うのではなくて、副尺を使うことが圧倒的に多いということです。安定した状態で垂直に立てて測ることができる、実測に便利な定規だからですが……

せっかくセットで買ったのに、長い方は使わんのかーい!wとツッコミたくなりました(その後、遺物の実測以外のシーン(平板など)では使うこともあると知りましたが)。

むしろ副尺だけ売って欲しい……と思う考古学関係者は多いのではないでしょうか。

アーケオスケールで販売している火焔土器・発掘調査Tシャツの絵柄の中にも、サンスケはしっかり入っています。ぜひ、見つけてみてくださいね。

今日は、考古学の実測で使う道具についてお話ししました。これ、シリーズ化して続きます。

The following two tabs change content below.
金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Scroll to top