考古学の実測道具その2、マコ

昨日はサンスケについて説明しました。

今日は、考古学の実測道具の代表格であるマコ(真弧)についてふれてみたいと思います。

マコは、主に木と竹でできているものが多いようです。金属でできた針マコと呼ばれるものもあります。大きさは7.5センチくらいの小さいものから甕棺が測れる巨大なものまで様々で、手作りされているものを含めると、本当に多くのバリエーションがある実測道具です。

マコは、実際に測りたい遺物(土器など)に直接当てることでその外形ラインを写し取ります。

私が初めて使った時は、うまくいかずに難渋しました。何度も繰り返し測ることによって、道具の使い方も上達するのだなあと先輩方の図面を見ながら思ったものです。

そして、MYマコを使い続けるうちに、だんだん色が飴のような色に馴染んでいくのを見るのは、ヌメ革のカバンを使い込むような嬉しさがありました。

建築の分野では、型取りゲージと呼ばれている同じ原理の道具がありますが、考古学ではマコを使う人が大半です。建築を学ばれた小林行雄先生が、マコを考古学界に広めたと言われています。もっとも、その利用の開始には諸説あるようです。気になりますね!この辺りの経緯については、山田邦和先生の平安京閑話に詳しく解説されています。「日本最古型式のマコ!!、の巻」、ご覧になってみてください。

昨日のサンスケくんと合わせて、仲良しのマコちゃん(擬人化)

マコ「あなたの、角張った顔、時々、うっとうしいのよね」
サンスケ「君の自由自在ぶりに、ついて行けないときがある」
たまに、喧嘩しますが、いつも一緒

Twitterで@fujinasubiさんがコメントくださいました。

マコとサンスケ、考古学実測の机上でいつでも一緒です。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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