デザインのネタ帳vol.2 前方後円墳集成。

大和古墳風呂敷」は、藍寧舎から2013年に発売したもので、現在4版を重ねました。古墳と一口で言っても様々な形、大きさがありますので、縮尺を揃えて配置することで、その時期的な移り変わりやそれぞれの個性を表現したかったのです。額縁状になっている外側の枠は、それぞれ前期・中期・後期・週末期に流行した文様をピックアップして配置しています。

また、2019年には百舌・古市古墳群が世界遺産に登録されたのを祝して「摂河泉の古墳風呂敷」を製作しました。こちらも大和と同じく、摂河泉(大阪)の主要古墳50基を選び、縮尺を揃えて配置しました。
大きさは約90センチ四方で、一升瓶が包める大きさです。発掘調査現場への差し入れ用としてもぜひ使っていただきたいと思っています。

これら、古墳風呂敷のデザインについて、何を参考にしているのがご質問をいただくことがあるのでご紹介します。

ジャジャーン!

デザインのネタ帳は、
近藤義郎編 1992『前方後円墳集成 近畿編』山川出版社
です。

前方後円墳の畿内編年、近畿地方(近江・丹後・丹波・山城・摂津・河内・和泉・但馬・播磨・大和・紀伊)の概観が述べられた後、県別の前方後円墳集成(立地・墳丘・内部主体・文献・調査歴など)が掲載されています。

ちょっとお高い(23,000円)と感じられるかもしれませんが、この内容には替えられません。

古墳の研究はもちろんですが、古墳グッズをデザインされる際にも、参考文献として用いられてはいかがでしょうか。

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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