国が配布した布製マスクに関する一考察(その1)

こんにちは、金田です。前回書いたブログからだいぶ時間が経ってしまいました。みなさまお元気でしたでしょうか。

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、政府の施策として様々な補助・給付などが行われていますが、中でも身近な場面で話題にのぼったのは、世帯に一律配布された布製マスクのことではないかと思います。

私は夫と子ども4人との6人家族ですので、1世帯に2枚と聞いたときは、ちょっと苦笑いしたのですが、配布され始めたのを各種メディア、またTwitterやFacebookなどのSNSで目にし、そのチラシのデザインに目が釘付けになりました。

朝日新聞社掲載、国が配布した布製マスクの画像

「密」の字が……みっちりしている!!
黄色と黒の帯で、アラート感が出ている!!

マスクで隠れてるイラストはどんなものなの?

私はこのチラシのデザインを細部まで見たくて仕方がなくなり、実物が手元に届くのを心待ちにしていました。

ところが、なかなか届かないんです、奈良市の自宅。

そうこうするうちに、鹿児島県姶良市の実家から「届いたけど、もう別の布マスク作って持ってるし、あなたのところ家族の人数多いし、いらない?送るよ?」と連絡がありました(6月8日)。

「ください」即答です。


そして届きましたよ!待ちに待ったマスクです。

ところが……

あれっ???「密」の字どこ行った??

ひっくり返して、

あーーーーーーーー。こっちになったんだ、「密」。ちっちゃ。
あれ?……てことは少なくとも2種類のチラシデザインがあるってこと?と、このとき気づきました。

え、それちょっと面白いんだけど。どんな背景でチラシデザインが変わったんだろう。このデザインの差は何に起因するんだろうか。配布時期や分布域と何か関係があるんだろうか。
これは物質文化を扱う、つまり考古学!
考古学的な見地から比較すると、この国が配布した布製マスクはどう見えるんだろうという思いがムクムクと湧き上がってきました。

こうなると、どんなマスクが自分の元に届くのか、ワクワクしますよね!

そしてついにその日がやってきました!!
自宅 ではなく。事務所 に先に届きました。わーやったー本当にきたー!(6月11日)


これ……鹿児島のとデザイン一緒かあ。正直、なんか残念だなあ。大きな「密」のが欲しかったなあ。

いや待て。
これはこれで興味深い。
鹿児島のと、パッケージの質もマスクの紐の向きも違う。なんだかチラシの厚みも違う気がするぞ?

比較対象ができたことで、分析が始まりました。

 (その2に続きます。)

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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