国が配布した布製マスクに関する一考察(その8)

昨日は、配布された手元にあるマスク3セットのうち、特に外袋の違いに注目してみました。

今日は、とうとうその外袋を!開けてみたいと!思います!!

まず、OPP袋(鹿児島県姶良市・奈良県奈良市陰陽町)を開けるとこんな感じ。一旦開けてもまたシール留めできそうですね。

次に熱圧着のビニール袋(奈良市西紀寺町)。これはもう破くしかないです。再利用不可ですね。

さて、外袋を開けると出てくるのは、チラシ1枚と、さらに袋に入ったマスク2枚です。

チラシからみていきましょう。全てB類ですが、何か違いがあるでしょうか。

じゃん!

左側が鹿児島県姶良市配布のもの、中央が奈良県奈良市西紀寺町(飛鳥小校区)配布のもの、右側が奈良県奈良市陰陽町(済美小校区)配布のものです。

どうでしょう、わかりますか?ちょっと寄ってみましょう。

紙質は共通のようですが、発色がそれぞれ微妙に違います。鹿児島県姶良市のものが薄めで、奈良市西紀寺町のものは青みが強く濃いめです。奈良市陰陽町のものは、ほんの少し黄味がかっているように見えます。
おそらく、政府からデザインは配布されたけれども、印刷所、またはロットや印刷機が違うのでしょう。そこまではなんとなくあり得ることだろうと感じます。

ところがこれ、触ってみないとわからない話なんですが、厚みが違ったんです。
鹿児島県姶良市のものが厚めでおそらくですが連量90kgぐらい。奈良市のものは70kgぐらいです。当然ですが90kgの方がしっかりしていて高品質に感じます。

えっ。そこ統一されてないの??と驚きました。紙の値段も変わりそうですけどね。

では次に、マスクが入っていた袋を見てみましょう。

じゃん!


左側が鹿児島県姶良市配布のもの、中央が奈良県奈良市西紀寺町(飛鳥小校区)配布のもの、右側が奈良県奈良市陰陽町(済美小校区)配布のものです。

テープ付きのOPP袋であることに変わりはないんですが、全て厚み・サイズが違います。特に奈良市西紀寺町のものは、サイドに点線状のシーラーが入っているのがわかるでしょうか?その分横幅も少し広めです。

………………資料が少ないのはわかっているけれど…………………分類どころではありません。

こうなると、全戸配布するにあたっての仕様はどこまでが統一されていて、どこまでが請負先に任されていたのか気になりますね。

明日は、このマスク配布事業の最重要要素と言ってもいい、布製マスク本体について分析してみます。国会答弁や報道により、複数社が関わったことがわかっているので、なんらかの違いは出てくると予想されますが、さて、どんな相違点があるでしょうか。

ワクワクしますねえ!

(その9に続きます)

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金田あおい

金田あおい

代表・デザイナー時代意匠考案 藍寧舎
大学・大学院で考古学を学んだのち、考古学や歴史学が持つ肯定的な側面に焦点を当てたデザインをしたいと専門学校へ。現在は、デザイン製作・ワークショップ・トークイベントなどをおこなう、時代意匠考案 藍寧舎(らんねいしゃ)として活動しています。

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